「iCloudストレージに十分な空き領域がない」とメッセージが表示された時の対処法 ①
iPhone、iPadユーザーのみなさんは「iCloud」という名前は聞いたことがあると思いますけれど、iCloudについてどのくらい知っていますか?
ほとんどの方が、よくわからない、とお答えになるのではないでしょうか。
iCloudにはMacと連携したり、実はいろいろな機能があるのですが、そのメインの機能はiPhoneやiPadのデータをバックアップする機能なんです。
以前はこれらのバックアップにはMacやWindowsの「iTunes」を使っていましたが、この頃はパソコンがないとバックアップできなかったんですよね。
最近はパソコンを持っていないiPhoneユーザーもたくさんいるので、iCloudが登場したわけです。
そのあたりの詳しい話は、また別の記事で。
で、ものすごく話を端折って勧めてしまいますが、そんなiCloud、みなさんが意識する機会というのは実は
「iCloudストレージに十分な空き領域がないため、このiPhoneのバックアップは作成できません」
というメッセージが突然表示された時ではないのでしょうか?
iCloudはiPhoneの新品を「アクティベート」した時に「Apple ID」と共に「ぐちゃぐちゃ」っと設定してしまうことが多いので気がつかないことが多いのですが、実はこの時「iCloud」をオンにしておくと、自動バックアップが開始されているのです。
もちろん、以前の端末のバックアップを復元して新しい端末を使い始めた時も、そこから更にバックアップを作るんですね。
iCloudは「無料」で「5GB」のバックアップがとれます。これは端末の中に入っている容量ではなく、専用の「クラウドサーバー」を使っています。
バックアップデータをこの中にネット経由でとっているのですが、この5GBを使い切ってしまうと上記のようなメッセージが出てしまうんです。
こうなるともう、それ以降のバックアップが作れなくなって、新しい端末を買った時のデータの移行や、万一端末が壊れた時の復旧ができなくなります。
さて、どうすれば…
方法は二種類です。
ひとつは「iCloudをアップグレードする」方法。
つまり無料の5GBから有料のサービスに切り替えるわけです。
現在のiCloudの有料サービスは、月額100円で20GBまで利用可能。この金額であれば気軽に利用できるので思い切って有料サービスを利用するのもひとつの手です。
ただし、バックアップファイルが20GB以上だと、それでも溢れてしまいます。
この上のグレードになると400円(200GB)となるので、少し負担がありますよね。
そこでもう一つの方法。
バックアップファイルのなかで、一番容量を食っているもののバックアップを「オフ」にしてしまうのです。
それはなんだと思いますか?
実は、「写真」なんです。
ということで、次回に続く…
※なお、この設定はiOSのバージョンが変更された時に、画面や操作が変わってしまう可能性があります。
今回の説明はiOS8.3の時に執筆していますのでご参考に。